どうも。黒狸です。
そろそろクーラーをつけたくなる季節ですね。
暑がり黒狸の部屋にも備え付けのちょっと古いエアコンがあります。
なんとなく、クーラーの使用を我慢してしまう昭和から生存している黒狸ですが、先日いよいよエアコンを稼働させてみました。
春に引っ越してきたので、今回が初めての出番。その瞬間から、今回のネタが始まります。
- 自分でクーラーをクリーニングしたい人
- クーラーからとんでもない臭いがしている人
においのはじまり
エアコンからおっさんの足の臭いがした

さすがにジメジメに耐えきれないある日、満を持してクーラーを稼働させた瞬間、キマシタ。

あかん臭いがする。
カビの臭いなんでしょうが信じられないくらいキツイ。
オッサンの足、、、そう、本当にそんな臭い。
まぁ、今季初めてのクーラー稼働なので、スタートだけちょっとキツイのは仕方ない。
こういう場合ちょっと運転してたら正常化するものなので、しばし我慢します。
・・・
・・・・
・・・・・・
1時間ほど経過。

1時間つけてて、まだ臭いって何!?
そろそろ吐きそうやねんけど!!
本当にあかんやつでした。肺の中、かびるんるんの胞子でいっぱいになるやつです。
時間がたつとある程度臭いには慣れてきそうなもんですが、ずっと臭い。
業者に頼むか、自分でするか
大掛かりな掃除が要るだろうと判断し、クリーニング業者を近くで探すことに。
探せば結構あるんですね。
業者さんをまとめたサイトとかもすぐに見つかります。
しかしどれも1万円を軽く超すお値段。
まれにお安いところもあるが、他と比べて変に安いところはかえって不安になる。。。
できれば今日中にエアコン使いたいので、ここはいっちょ、やってみることに。
エアコンのカビに戦いを挑む

まずは、ターゲットを知ることからスタート。
エアコンの説明書がないか探してみましたが、そんなものは用意されていませんでした。
やむなくネットでエアコンの型番を入力し、メーカーサイトから説明書をダウンロード。
これで、エアコンの構造はある程度把握できます。
臭いの、どこよ?【化粧カバーまで剥がして確認する】
気持ち的には全部分解してフル洗浄したいところですが、どうも過剰な分解は危なそう。
もろそうなプラスチック部分も多く、基盤とかに負荷を与えそうな作業は不安です。
化粧カバーを外すくらいが限界らしく、そこまででとどめます。
まずはばらせるところをばらしていきます。
フィルター

フロントパネルはフィルターを蓋しているプラスチックのパネルのこと。
簡単に外せます。
そして中にあるのがフィルター。
掃除の鉄板部分ですね。
通常、個人でのエアコンお手入れはこの部分だと思います。
汚れとホコリはありますが、ここは足の臭いはしません。
臭いの元凶は他のところにあるようです。
フィン

フィルターを外してフィンを見てみましたが、まぁそこそこホコリは見えますが、、、
カビはない。カビの栄養源であろうホコリはしっかりとらねば。
送風ファン ~臭いの元凶~

空気を吹き出す部分、送風ファンです。
見ての通り、えげつないものが見えました。
中華料理屋の換気扇みたいになってます。気持ち悪いぃぃ
ちょっと汚れを捕って確認。。。。。。くせぇぇぇ!!!!
とりあえずここが臭いの元凶であることは間違いなさそうです。
ドレンパン【ここは無理】
エアコン内で発生した水分を流す部分(ドレンパン)があるはずですが、外からは手が出なさそう。
なんたってどこにあるのかすら見えないので、わかりません。
水を流すという機能から、けっこうカビ生えてそうな気がしますが、ここはスルーします。
送風部分

風が出てくる部分。ぱっとみて、えらいカビがたくさん。
こんなところを通ってくる風とか、見てしまうとよけい気持ち悪い。
臭いを確認するまでもない、徹底洗浄対象です。
エアコンクリーニングアイテムについて
エアコンの状況がある程度わかりましたので、アイテムを検討します。
まず、フィン部分。
ホームセンターで売ってるエアコンクリーニング用のスプレーはここがターゲット。
使おうか悩みましたが、これはエアコンの周辺に養生がいるとか、かえって臭くなるとか、手間の割に評判が微妙なため今回は不使用の方向で。
ホコリを掻き出すための歯ブラシ、あとは掃除機で吸ってやります。
そのほか、見えるところのカビ、ホコリ対応ですが、キッチンペーパー、綿棒、つまようじ、割りばし、洗剤(カビキラー)でやってやろうと思います。
あと、マスク(絶対)、ゴム手袋(できれば)も用意できるならあったほうがよいです。
その他、特別なアイテムは使いません。


作業前の準備として、エアコンの下には何も物を置かないように。
下の物にほこりやらカビやらが降り注ぎますよ
作業開始:自分でエアコン洗ってやるよ( `ー´)ノ

作業前に、かならずコンセントは抜きましょう。これ、絶対です。
フィルター、フロントカバー、化粧カバー


外すことが可能な白いプラスチック部分&フィルターを外した状態。
外した奴は気兼ねなく水洗いしてやります。
カビもところどころコロニー作ってますので、しっかり洗浄洗浄。
入念にあらって、先に乾かしておきます。
フィン:ほこりは多いが、カビはないのかなー

茶色いのがホコリです。
歯ブラシで掻き出す感じでブラッシングしつつ、掃除機で吸い取ります。
普通、均等に金属が並んでいるのですが過去誰かが下手な掃除をしたのか、歪んでいるところがそこそこ見受けられます。
ここの金属は薄いので、無理に力を加えると歪むことになるので注意が必要です。
送風ファン:強敵!臭いの原因はやはりここ

扇風機の羽に該当する部分がここ。
扇風機のような大きな作りでも、結構ホコリは溜まります。
エアコンの送風ファンは溝がたくさんあるので、さらに溜まりまくり。
割りばしにペーパー巻き付けたアイテムで溝一つずつ丁寧にホコリを落としていきます。
なお、ペーパーはカビキラーでちょっと湿らせております。(防カビ効果を期待)
この作業をしていると、とても黒いホコリの粉がいっぱい下に降り積もります。
これはホコリとカビの集合体らしいので、絶対吸い込まないようにしましょう。


エアコンの下の物をどけた方がいい理由はこの写真です。
本体送風部分

風の出口です。ここにもカビコロニーがたくさんあるのでカビキラーで拭き取ります。
意外とすんなり拭き取れました。

もしやるなら、必ず送風ファン→本体送風部分の順番でやってください。
黒狸は逆の順番でやったため、送風ファンのクリーニングで落ちてきたカビホコリが本体送風部分に積もってしまいました。
本体送風部分のクリーニングが2度手間になってしまいます。
クリーニングの効果
クリーニングを終え、ばらした部品を復元。
水洗いしたパーツの乾燥と内部のホコリ類を吐き出させるためにも数時間つけっぱなしにします。
そしてスイッチをいれて風が出始めてすぐにわかりました。
身体に悪いと思ってしまうレベルのカビ臭は大幅に改善されています。
完全にないか?といえばまだなんとなく残っている気はしないでもないですが、体感臭いレベルは1/10くらいに減った感じ。
そしてしばらく運転させた結果、臭いはほとんど感じなくなりました。
今回は結構気合をいれてクリーニングしましたが、もう少し日常から特に送風ファンのと送風部分あたりを掃除していれば正常な空気は保てると思います。
自力でクーラークリーニングを考えておられる方は参考にしてもらえたらと思います。
それでは、本件はこのへんで。
コメント