こんにちは。PIRALINCO.Labの黒狸です。
前回投稿からまた日が空いてますが、引き続きお口のお手入れ関係について。
今回は歯ブラシよりも使っている人が圧倒的にすくないデンタルフロスのお話です。
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今回は、デンタルフロス利用歴20年以上の黒狸が、
デンタルフロスの使い方と注意点についてまとめてみました。
歯ブラシで落ちる歯垢は6割だけ
とってもショッキングな数字ですが、普通に歯ブラシを使って落とせる歯垢は6割。
残りの4割は口内に残ったままになるとのこと。

いやいや、そうは言っても俺は入念にやってるから9割以上はとれてる
歯垢除去率6割と言われても、昔の私は違うと思っていました。
歯並びが悪いという自覚はあったので、丁寧に時間をかけて磨いてましたから。
しかし、私の自負はだだの勘違いだという事を、ある日歯医者さんで知らされました。

歯医者
歯並びがずれてるところの歯の根元に歯垢が残ってるわ。
ほら、裏なんか歯石がたまってるじゃない!あ、こっちも。
歯と歯の隙間にも歯垢がたまってる。
歯石化してるところも多いわねー
もうちょっと、ちゃんとお手入れしましょうかぁ~
むぅ、マジですか。。。
私も、決して一般の6割平均から脱しているわけではありませんでした。
むしろ、
歯並びが悪い&歯と歯の隙間が狭いがゆえにそこに残った歯垢は留まりやすい
とのこと。
そもそも私の歯並びでは普通の歯ブラシだけで虫歯予防は無理。
隙間を狙う別の道具と併用した方がいいそうです。
残った歯垢にデンタルフロス

私の指摘された「歯ブラシで対応するのが難しい所」がこちら。
絵では指摘を受けた個所をオーバーに書いてます。
実際は歯の根元に隙間は見えません。
それが故の勘違いもあったんでしょうね。
でも、歯の形を考えると根元の方がちょっと細いから隙間があるのは間違いない。
この隙間を狙えるアイテムって、何があるんだろう。
それが、魅惑の歯医者さんオススメ、デンタルフロスです。
ちなみに実際の歯医者さんはオッサンでした。そこだけ脚色(願望)ですw
デンタルフロスの種類
一般的に販売されている、デンタルフロスはこちらの3種類
F型

一番ポピュラーなのがこれではないでしょうか。
「糸ようじ」という小林製薬の商標の方が浸透しているかも。
小林製薬のネーミングセンスはちょっと卓越しすぎててほんと感心するところです。
基本的に、前歯周辺の歯間を狙うものです。
多くの場合は後ろがピック(つまようじ)のようになっていて、外出先でも携帯しやすい別ケースも一緒に付いていたりします。
なれてくれば奥歯まで使えます。
ちからの加減も慣れるとけっこうしやすい。
Y型

こちらはF型よりも、ちょっとグリップ部分がしっかりした作りになってます。
形状が歯ブラシに近いところからもわかるとおり、基本的にF型では届かせにくい奥歯周辺の歯間を狙うものです。
個人的には、あまり使ってなかったりします(Fに慣れすぎてしまった)
糸巻タイプ

こちらは簡単にいうと、糸だけの製品。
任意の長さ(だいたい40cmくらい)に自分でカットして使います。
前歯、奥歯、オールマイティに狙えます。
前述のF型、Y型が出る前、海外では結構昔から販売されています。
デンタルフロスの使い方と注意点
届きにくい表面を狙う
さて、ここから使い方に入ります。
冒頭から隙間狙いを強調してきましたが、実際に使う時はちょっと違うんですよね。
下の絵を見てください。

そもそもデンタルフロスは隙間狙いだけではありません。
どちらかというと歯の表面の歯垢をこそぎ取るようにして使います。
歯と歯の接触面に近い部分に近い、歯ブラシが届きにくそうな歯の表面を狙うを意識です。
デンタルフロスを歯の根元側に入れ込むときも、勢いよくやると歯茎を傷めるのでゆっくりと入れ込むように気を付けるようにしてください。
無理に上に抜かない
こちらは注意点になります。
フロスで歯垢除去した後に気を付けるべき点です。

歯の根元側にはすんなり入ったけど、上にあげる際に引っかかりがある場合があります。
元々の歯の形や、歯石、かぶせ物の出っ張り等が原因として考えられますが、無理して上に引っ張ってはいけません。
かぶせ物がとれたり、歯にダメージがいく事だってありえます。
下手すると歯が抜けますよw。

何か引っかかりがあった人は、歯医者さんで見てもらいましょう。
【初めてのデンタルフロス】スリムタイプの糸巻き型が安全です
初めてデンタルフロスを使う時、歯に引っかかりがあるかどうやって確かめるか。
それって、やってみないとわかりません。
ですので、これからデンタルフロスを使おうという方には、まず糸巻き型で試してみる事をおすすめします。
初めてのデンタルフロスは、スポンジタイプは避けるようにしましょう。
これは水分を吸収して膨張するタイプです。
スリムを使ってみて、隙間が大きいからもっと太い方がいいという場合のみ購入しましょう。
糸巻き型のメリット
糸巻き型はホルダー(F型やY型のグリップ部分をいいます)のない糸だけのアイテムです。
私がおすすめするメリットは以下になります。
- 糸の長さの調節ができるので、自分のやりやすい長さに調整できる。
- 両手を使う事で、歯の隙間に入れる力加減の調整がしやすい。
- 糸が長めの為、歯の表面歯垢を取る感覚が身につきやすい。
- 糸が固定されていないので、上にあげなくても横から抜き取れる。
横から抜けるという点も大きく、操作性も両手を使えるという点から良好なため
- 糸巻き型で自分の歯の状態をまずは確認する(引っかかるところがないか)
- 数回使ってデンタルフロスの扱いに慣れる(力の入れ加減に慣れる)
- 簡易的に使えるF型、Y型と併用して使うようにする(ゴール)
というスタイルが私がおすすめするやり方です。
デンタルフロスを使っていない方は、是非とも参考にして下さい。
どんなにしっかり歯ブラシで磨いたつもりでも、フロスして歯垢がついてくるとちょっとショック受けますから。
お口のお手入れが行き届いたオッサンを私と共に目指していきましょう。
それでは、今回はこの辺で。
試しで買ってみるなら、自分の隙間をチェックする為にもこの糸巻き型がいいですよ。
スリムタイプです。
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